巻き爪と陥入爪の違い
巻き爪と陥入爪同じように見えますが、何が違うのでしょうか?
巻き爪・・・爪全体が丸く巻いたもの
陥入爪・・・爪の角が軟部組織(皮膚と皮下組織)に刺さって炎症を起こした状態のこと
巻き爪と陥入爪は合併することが見られます。
(原因)
・深爪・・・足先は常に体重を支えており、大きな負荷がかかっています。深爪をすると、爪の下にあった軟部組織が盛り上がり、その軟部組織を爪が伸びるときに押してしまい巻き爪や陥入爪になります。
・不適切な靴や外反母趾・・・ハイヒール等先端の窮屈な靴などを履くことにより外的圧迫が加わり、巻き爪や陥入爪になります。
(治療法)
・ワイヤーやプレートによる巻き爪矯正・・・専用の器具を装着し、爪の巻きを矯正します。半年程時間を要します
・手術療法・・・爪の幅を狭くするフェノール法という手術があります
・陥入爪の場合、コットンパッキング・・・ピンセットで突き刺さっている爪の角に乾いたコットンを詰めて、除圧する方法です。ご自宅で簡単にできます。続けていると爪と軟部組織の間に隙間が出来るようになって、角が刺さらなくなってきます。
(予防法)
・深爪しない
・爪の端を切り落とさない
・適切な靴を履く
爪の切り方で、巻き爪・陥入爪は簡単に悪化します。
正しい爪の切り方を覚えましょう(長さは爪が引っかからない程度に、そして真っ直ぐに切り、爪の両端を切り落としてはいけません)
なってしまった場合は、早めの対処をして、悪化しないようにしましょう。
治療をしても、原因解決をしていなければ再発しやすくなります。
原因を見極め、日頃から自分の足を労り、ケアをしていきましょう。